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炭酸塩堆積物が深部に埋没すると,温度・圧力の増加に伴い,圧密作用が進行する.堆積物に空隙が残っている場合,まず機械的圧密 (mechanical compaction) が起こり,粒子は破壊と変形を受ける.粒子境界では圧力溶解 (pressure solution) が起る事もある.また,孔隙を完全に充填するセメント (deep burial cement or poor-filling cement) の沈澱が起る.
さらに埋没が進むと,圧力溶解が進行し,スタイロライト (stylolite) と呼ばれる縫合線状の面が成長し,石灰岩の堆積が大規模に失われる.溶解シームも深部における圧密構造の一部であり,圧力溶解で解け残った残渣が不規則に発達する事により,礫状あるいはノジュール状の構造が出来る. |
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